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ふと目を覚ました。
真っ先に目に入った君の横顔に、少しだけ笑う。
いつからだろう、こんな風に笑えるようになったのは。
君と同じ布団で寝るようになってからだろうか・・・僕は、変わった。
「・・・」
「ん・・・」
身じろいだ君はきっとまだ夢の中で、僕をその瞳に映すことはないけれど。
名前を僕が呼べばその目じりが揺れて、少しだけ笑顔になったような気がして、僕はもう一度笑った。
布団の中で触れる君の体温で、僕の瞼はまた自然と降りてくる。
瞼が完全に降りきる前に、僕はそっと、腕を伸ばした。
胸に当たる君の額が。
顎に当たる君の前髪が。
君が。
「・・・好きだよ、」
背中に回した腕に、少しだけ力をこめた。
ふと、隣の彼が起きた気配がした。
彼の眠りは浅い。それは私が隣にいるからなのか、それとも彼の習性なのかはわからない。
そして私の眠りもまた浅い。
けれども瞼を上げたりしないのは、彼が隣にいるから。
「・・・」
「ん・・・」
彼の声に少しだけ反応できたけれど、まだ瞼は上げない。
それは彼の声がとても穏やかに、私をよぶから。
心地よいその響きに、私は瞼を上げない。
彼の隣で、眠っていたい。
布団の中で触れている彼の手は、大きくて暖かいから。
ふと、首の下に違和感を感じて次の瞬間「あ」と思った。
彼の匂いが近い。
彼の胸に着けた額。
そこから伝わる彼の鼓動。
「・・・好きだよ、」
かすれた声で、つぶやかれた言葉。
背中に回された腕の力。
―――・・・ああ、ああ・・・。
私の頬を伝う涙は、きっと、彼が気づいてはいけないもの。
気づかないで、どうか、どうか、気がつかないで。
うれしい、うれしい・・・うれしくて、涙が止まらない。
「わたしも、あいしてる、恭弥」
せつなのときめきを、この胸に、隠してたの。
LastNight,GoodNight
この夜、君の手握って、眠るよ。
―――・・・おやすみ。
livetune
feat.初音ミク:LastNight,GoodNight
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