ゆらゆら ゆらゆら
それは揺れる 水面の囁き
キラキラ キラキラ
それは光る 星の瞬き
ひらひら ひらひら
それは舞う 花たちの宴
流れる鼓動は歌のように響き、彼女は思わず手を伸ばす。 あの光の向こう側にそれはあると、彼女は確信していた。
――――――――――――――・・・。
だれ、だれ、だぁれ。
光の向こうに居るのは、誰?
お母さん?
ずっと前に死んでしまった、お父さん?
それとも・・・―――――――――――――――。
彼女は確信していた。 光の向こうに居る人を。 彼女は手を伸ばす。 その人が握ってくれると知っていたから。
「」
薄く開けたその視界のすぐ先に黒く透明な瞳を見つけると同時に、彼女は彼の首に腕を絡めた。 彼の肩口に額を押し付けて、彼女はとても小さくつぶやく。
「ただいま、クロロ」 「・・・おかえり」
彼の声は、震えていた。
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